『DEATH NOTE』研ぎ澄まされた頭脳が切り出す心の形

「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。」

このたった1つの設定を起点にして練り上げられた物語がここまで面白いとは、私自身手にとって読んでみるまでは思いもしませんでした。
大ヒットを記録した少年マンガは数多くあれど、DEATH NOTEほど鋭く洗練された物語は他にないと言っても過言ではないでしょう。

主人公の夜神月は完全無欠の優等生。大した努力をしなくとも結果が出てしまうという頭の出来が違う天才です。明晰な頭脳を有していても、いや有しているからこそ持ちうる純粋さが、のちに彼をDEATH NOTEを使った前代未聞の殺人犯「キラ」へと変貌させます。

ありふれた日常を過ごしていた月は、ある日一冊の黒いノートを拾います。

「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。」

という説明書きに、どうせ誰かのいたずらか何かだろうとまともに取り合いませんが、どうせなら試してみようと軽い気持ちで1人目を葬ってしまいます。

警察庁刑事局長である父親の夜神総一郎の影響もあってか、月はノートを手にした時点ですでに独自の正義感を抱いていたのでしょう。その幼い正義感を実現する手段としてはあまりに大きい力を持つDEATH NOTEが彼に渡ったことで、世界は「悪」への向き合い方を考えさせられることになります。

人外の力DEATH NOTEの存在に気づいたのは天才探偵としてその名を世界に知られている「L」でした。姿の見えない敵をその頭脳と豪胆さで追い詰めていくLの姿には、その独特な風体もあってか異様な迫力を感じます。

月とL、2人の天才が思考の限りを尽くして戦う頭脳戦は見ているこっちが天才になったように錯覚するようなリアリティをもって私たちの心に迫ってきます。

「DEATH NOTE」は週刊少年ジャンプにて2003年から連載を開始し、コミックスの累計発行部数は全世界で3000万部を突破した大ヒット作品だ。2016年10月29日、月とLの戦いを描いた前2作の10年後の物語として「DEATH NOTE Light up the NEW world」が公開された。

全12巻に濃縮された物語の魅力を田上瑛莉香さんに語っていただいた。

デスノート

  • 著者:大場つぐみ 小畑健
  • 出版社:集英社
  • 発売日:2004/4/2

似ているけれども正反対の立場の二人が生み出す緊張感

–このマンガを読んだキッカケはなんですか?

瑛莉香
映画がもともと好きだったのですが……高校生の時に、当時の家庭教師の先生と映画デスノートの話で盛り上がり、原作のマンガを読むように勧められたからです。

–好きなキャラクターは誰ですか?

瑛莉香
主人公の夜神月です。

–月かLかで分かれるところですが、月派なのですね。

–好きなシーンはなんですか?

瑛莉香
キラ(月)とLの最初の対決のシーンです。
瑛莉香
自分の信じる正義と自身のプライドのためにどうしてもLを消したい月と、姿の見えぬ殺人者を着実に大胆に追い詰めていくLの対決の口火が切って落とされる瞬間は言いようのない緊張感があるんですよ

あんな風な心理戦を繰り広げてみたい!

–このマンガとの出会いがあなたの人生をどう変えましたか?

瑛莉香
主人公の月は頭脳明晰な優等生であり、日本で一番優秀とされる大学にも余裕で合格するなど、同世代の中では将来を嘱望される人材です。その上可愛い彼女までいるという非の打ち所がない人間と言っても良いでしょう。しかし、デスノートという力を手にしてからは自分の信じる正義のためならば大量殺人さえも厭わない冷酷な裏の顔を覗かせます。
瑛莉香
人間誰しも「裏の顔」があり、パッと見ただけでは分からない人間心理の奥深さに心惹かれました。このマンガは心理に興味を持つきっかけになりました。

–それでは最後に一言お願いします

瑛莉香
月みたいに頭が良くなったらいいなぁ、と思います。笑

瑛莉香さんありがとうございました!

映画もまた新しくつくられ、時が過ぎても人気なこの「デスノート」!全巻を一冊にまとめた分厚いキラの聖書(?)笑 も出ていますし、一度読んでみてはいかがでしょうか?

デスノート

  • 著者:大場つぐみ 小畑健
  • 出版社:集英社
  • 発売日:2004/4/2

モデルプロフィール

erikatanokami2
  • 名前:田上瑛莉香
  • 生年月日:1996/11/19
  • 出身地:東京都
  • 職業:慶應義塾大学総合政策学部
  • 受賞歴:ミス慶應SFCコンテスト2016
  • 趣味:スポーツ・読書・アカペラ
  • 最近の悩み:生活リズムの乱れ
  • Twitter:@mskeiosfc16no5

(カメラマン:伊藤広将)

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