運命がめぐるサーカス
180億円もの遺産を相続することになった小学5年生11歳の才賀勝。
人を笑わせないと生きていけない『ゾナハ病』という病気の19歳の加藤鳴海。
マリオネット『あるるかん』を操り、勝を守る為に戦う19歳の美女・才賀エレオノール(しろがね)。
この三人をめぐって動く人生の物語です。
本編はプロローグから機械仕掛けの神編までの5編から成り立つ超大作。
少年少女が見せてくれるそれぞれの人生とは!?『からくりサーカス』を、なつみちゃんに紹介してもらいました。
からくりサーカス
- 著者:藤田 和日郎
- 出版社:小学館
- 発売日:1998/1/15
助けることとは

—からくりサーカスを読んだきっかけは何ですか?

小学生のときに病院に置いてあったのがきっかけです。それから読み始めました。
—そうなんですね。偶然の出会い、というやつでしょうか。それにしても病院にこのマンガが置いてあるんですね、ちょっと意外でした。

シリアスなシーンも多いですけれど、心温まる場面も多いですからね。
—たしかに!では、好きなキャラクターをまず教えてもらえますか?

ギイ・クリストフ・レッシュです。エレオノールを育てたしろがねなんですけど。あっ、しろがねというのは「生命の水」を飲んで不死の身体になった人のことをいうんです。でもこの作品ではしろがね、はほとんどエレオノールのことを指すんですけど。
—好きなシーンはどこでしょう?

最後にしろがねが笑うところです。なんというか、あそこで笑うのがしろがねらしいなって思えるんです。どうしてもその笑顔が頭から離れない。あとは一番好きなキャラであるギイの最後。ほんとにこれが最後なの?と思えるくらい穏やかだったそのシーンも忘れ難いです。
笑うことは大事なこと

—好きなシーンについて話してもらいましたが、その中で感じたことってなにがありますか?

この作品は「笑い」が主軸に描かれた作品だと思っています。なので、作中に「笑い」や「笑顔」といった言葉がたくさん登場します。自分が笑っていれば周りの人も笑顔になれる。どんな時でも笑っていれば、「幸せが似合わない人なんていない」という作中のセリフのように、きっといいことも起きるんだと思って日々を過ごしています。
—素敵なセリフですね。その言葉だけでなんだか幸せになれた気がします。
–‐それでは、最後に一言おねがいします!

こ全部で43巻あって、絵も好き嫌い別れる作品ですが、ぜひ一巻だけでも読んでもらいたいです。マンガを読んで人生で一番泣いたお話です。
–‐感動の作品だと伝わってきました。
なにかに涙したいとき、自分といる世界とは違う世界をみたいときにぜひ!
からくりサーカス
- 著者:藤田 和日郎
- 出版社:小学館
- 発売日:1998/1/15
モデルプロフィール

- 名前:なつみ
- 生年月日:1994/8/22
- 出身地:愛知県
- 職業:学生
- 受賞歴:高校時代にダンスの大会で全国優勝した経験があります
- 趣味・一言:ダンス/学生も最後なのでたくさん旅行したいです
- 最近の悩み:バイトをしすぎて洗濯物を貯めてしまう
- Twitter:@kichohana_natsu
(カメラマン:伊藤広将)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします