恋したがりのブルー
- 著者:藤原よしこ
- 出版社:小学館
- 発売日:2008/1/25
本気で人を想ったことがあるだろうか。
その人を想うと胸のあたりがツキンとして、一緒にいて楽しいけれど悲しい。別れは必ずやってくる。でも、その別れがもっとずっと出来るだけ遠い将来であったらいいのに…と思える恋。その人に想い人がいても、その人の幸せを想う。自分優先ではなく、相手を優先できる。恋でなく、愛というべきか。
「俺の彼女になってくれないか」。
主人公、蒼(あお)は、入学早々出会ったばかりの陸(りく)に、とある悲しい事情で「偽物の彼女になって欲しい」と頼まれてしまう。
仕方なく蒼(あお)は、陸の「偽物の彼女」を演じることになるが…。
「偽物の彼女」なのに、陸には泣きたいほど好きな子がいるのに、こんなにも胸が千切れそうになるのはどうしてなのだろう。「偽物の彼女」になってしまった蒼は次第に陸に惹かれてしまう。陸の純粋で人の良いところだけではなく、ちょっとオバカで勢いまかせなところも、全部全部好きになってしまったのだ。
想い人は自分ではない、と頭では分かっているのに、心は止まってくれないのだ。こんな辛いことがあるだろうか。
蒼の、陸に対する愛がこの作品から溢れている。
今回は、『恋したがりのブルー』が大好きなタレントの真奈さんにお話を伺いました!
男の子の涙にグッとくる

ーー本作を読み始めたきっかけは何ですか?

ーー藤原よしこさんの作品、可愛くて切ない描写が見所ですよね。好きなシーンなどありますか?

あのシーンはぐっときますよね。分かります(笑)確かに、男の子の涙が一巻で見られるマンガはなかなかないかもしれないですね。
ーー好きなキャラクターは誰ですか?

陸、かわいいですよね。元気でやんちゃで子犬みたいな男の子。でも自分の恋より友達の恋を応援してしまう優しすぎる面も持っています。母性本能をくすぐるタイプですよね。私も好きです(笑)
ーー最後に、恋したがりのブルーとの出会いでまなてぃさんの人生に影響を与えたものがあったら教えてください。

なるほど。友情と愛情。どちらを選ぶか…。
恋は盲目になりがち。好きな人のことが好きすぎて、周りが見えなくなっちゃうことって恋愛あるあるですよね。それでも、その時、そばにいる友達のことも考えられたら…どんなにいいでしょう。
偽物の彼氏に恋をするヒロイン、恋と友情の間に揺れる陸、それぞれの登場人物の心情が切なすぎる本作品は、「相手を想う難しさ」を教えてくれました。それは恋でも友情でも言えることですね。
真奈さん、本日はありがとうございました!
恋したがりのブルー
- 著者:藤原よしこ
- 出版社:小学館
- 発売日:2008/1/25
モデルプロフィール

- 名前:真奈
- 生年月日:1994/1/16
- 出身地:静岡県
- 職業:タレント
- 趣味・一言:愛してください♩
- 最近の悩み:やせない
- Twitter:@manatmnt
(カメラマン:伊藤広将)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします